7月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:4202
ナイス数:123
図解コーチングマネジメントの感想
コーチングの基本的な考え方が図解を交え分かりやすく解説されている
○コーチングはティーチングとは違い教える事ではない
○対話が大事
○相手の自発的な行動を引き出し考えさせる
コロナ禍でテレワークが主流となりモチベーションが上がらないという声をよく聴きます
企業のマネージメント層は今こそコーチングを学ぶときと感じました
読了日:07月31日 著者:伊藤 守
むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。 7つの昔話で学ぶ哲学入門の感想
日本の昔話と哲学者のコラボ。
誰もが知っている昔話のストーリーに哲学者が登場し、抽象的な哲学者の思想に具体性を持たせており哲学に親近感がわく。
読了日:07月23日 著者:小川 仁志
日本人とユダヤ人 (1970年)の感想
1970年初版発行と50年以上前の古書。
なかなか難しい。
議論とは何十という珍案、愚案を消すためにやるのであって、思いつめた自案を死すとも固守するためではないとの指摘。
なるほどなと思った。
思いつめたからといって自己の安全も生存も確保できず、自らの手でコストをかけて安全を保持しなければならなかったユダヤ人らしい言葉と感じた。
読了日:07月23日 著者:
マンガ 三国志 II 赤壁の戦いと三国の攻防の感想
2巻で三国志の概要が分かるというとてもコスパの良さ
騙し合いの戦乱の世に於いて、劉備の人柄に惚れた諸葛孔明が劉備の死後も最期まで蜀を守り抜こうとした生き様には感銘。あっぱれ!
読了日:07月23日 著者:吉川 英治
心に折り合いをつけて うまいことやる習慣の感想
精神科医が書いた人生をうまく生きていくための教本
現代を生きる多くの人は孤独を恐れてSNSなどで必死に他人とつながろうとしている
その結果、自分の本意ではない付き合いに甘んじてストレスを抱えているという指摘には納得
「孤独を恐れない心」を持つことの意味も説得力あり。
決して人に対して無関心になれというわけではなく、「他人は他人、自分は自分の生き方」があることを理解し、他人と比較したりせず、程よい距離感を保てば、他人の言動に振り回されることなくマイペースで生きていける
そんな人生を送りたいものだ
読了日:07月22日 著者:中村 恒子,奥田 弘美
マンガ 三国志 I 劉備と諸葛孔明の感想
マンガ三国志全2巻
第1巻は劉備、関羽、張飛の出会いから
軍師 諸葛孔明の10万本の矢を一夜にして手に入れる有名なシーンまで
三国志を初めて読む人なお勧めです
読了日:07月22日 著者:吉川 英治
BRAIN DRIVEN ( ブレインドリブン ) パフォーマンスが高まる脳の状態とはの感想
以下3テーマを神経科学の視点から解説
1.モチベーション
2.ストレス
3.クリエイティビティ
「人はネガティヴなところに目がいきやすい」というのは指摘には共感
本書を読み以下を実践しています
○「粗探し」より「良いところ」を見つける
○朝起きて「良い天気」に気づいて気持ちよくなる
生きている時間をどのように使いたいか
どのような情報に意識を向け
どのような情報に包まれたいか
それは全て自分で選択できるという事を意識して
人生の中で幸福感が占める容量を増やしていこう!
読了日:07月22日 著者:青砥 瑞人
うまくいっている人の考え方 完全版 (ジェリー・ミンチントン) (ディスカヴァー携書)の感想
うまくいっている人の考え方100選を一冊に詰め込んでおいずれも抽象度の高い表面的な内容であり少し無理がある
自尊心の高め方については沢山の良著があるのでそれで勉強してくれとの解説。泣
そんな中でも気づきとして得られた内容を紹介します
「自分の間違いは堂々と認めましょう」のパート
・間違いを認めることと自分を責めることは違う
・間違いを犯すということは人間として劣っているわけではなく人間らしいということ
・間違いを堂々と認められるということは人間的に円熟している証であり健全な自尊心の尺度である
読了日:07月18日 著者:ジェリー・ミンチントン
ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 ( )の感想
オリジナリティは極端にリスクを取る特別な人から生まれるわけではなく、リスクのバランスがとれる普通の人から生まれるとの内容に親近感がわき続きが読みたい衝動にかられた。うまい構成だなと感心。
もっとも成程と感じたのは、先延ばしの効用の章。先延ばしは悪と教えられるのが一般的だが、本書での先延ばしは「生産性の敵」かも知れないが「創造性の源」にはなるという指摘には納得。アイディアを思いついたとき何かまだ抜けている感じがする感覚がある時は焦って行動を起こさずアイディアを熟成させタイミングをみて行動に移すことにする
読了日:07月17日 著者:アダム グラント
知識を操る超読書術の感想
よくある記憶に残る読書の仕方の本です。
帯や目次から内容を予想して読むというのは特に良く聞く方法ですが確かに有効ですね。
本の内容を記憶に残す準備が大切であるという「キュオリシティギャップ」の解説は新しい気づきでした。
好奇心のギャップを刺激して記憶に残りやすくする方法
①あらかじめ知っている知識
②本の中に書かれた自分が知らない知識
読書の前に目次を眺めて、①と②のギャップを調べ「知りたい」という好奇心を刺激しよう!
読了日:07月12日 著者:メンタリストDaiGo
AI分析でわかった トップ5%社員の習慣の感想
特に新しい気づきは得られなかったが以下の3点については同感
①変化へ適応しようとする人には自然に前向きな人が集まりポジティブな連鎖が広がる
②緊急度が低いが重要度が高いことに時間を割くべし
③社外にリアルな人脈を作ることの重要性
「業務メールへの返信を15分以内にするべし」との指摘もあったが、非生産的な作業であり、全く同意できない
読了日:07月10日 著者:越川 慎司
新 コーチングが人を活かすの感想
コーチングのノウハウ本。
新しい気づきが沢山得られた。
「なぜ?」という聞き方は威圧的で相手を防衛的にさせるという事。確かに子供の頃「なぜ?」は怒られるときによく言われた事を思い出した。
「なぜ約束を守れないの?」
「なぜ」から「なに」に変えて相手の心を解きほぐすことを意識する
「なにが約束を守れない障害になっているの?」
客観的に考えてもらえそうである。
人の褒め方は2通りあることも学んだ。
①相手を評価する言葉
②自分がどう感じたかを言葉にする
①は一定の信頼関係があってこそ成立つ褒め言葉
読了日:07月06日 著者:鈴木 義幸
18歳からの格差論の感想
格差が広がる日本社会だが一昔前は平等主義国家として各国が憧れていた。
失われた20年で日本は何がいけなかったのか?経済対策を高度成長期から遡って解説されている。
長らく続くデフレ経済の切り札として「必要の政治」が提案されている。
従来型のお金持ちに重い税をかけるのでなく全員が受益者となり全員で負担を分かち合う考え方。ここでは身近な政府である地方自治体が主人公となり皆んなにサービスを給付するという理屈。
こんなに上手くいくとは正直思えないが新しい発想であることは事実。一つの考え方として頭に留めておく。
読了日:07月01日 著者:井手 英策
シリーズ世界の思想 プラトン ソクラテスの弁明 (角川選書)の感想
刑死という最期を迎えた古代ギリシャを代表する哲学者ソクラテスの裁判の一部始終をプラトンが記録した「ソクラテスの弁明」
ソクラテスは著作を一冊も書き残しておらず、彼の思想を知るためには最高の資料と言えます
読了日:07月01日 著者:岸見 一郎
ふしぎな社会 (ちくま文庫)の感想
言語、家族、正義、宗教、死、幸福などをテーマに言葉の本質を深掘りし解説されています。個人的には自由を取り扱った章が心に刺さりました。自由とは単純に何かが「できる」ことを言うのではなく、何かを「していい」と他のみんなが認めてくれる事。例えば泥棒を自由であるとすると皆が泥棒するので物の奪い合いとなり結果的に自分の自由は小さな範囲に狭まり、これは自由では無いという指摘です。自由は法律なくして成立しないと言う事ですね。また何もないところから自由は生まれず知識、スキルを身につければ自由の範囲が広がるというのも納得。
読了日:07月01日 著者:橋爪 大三郎
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