社会資本
社会資本とは、社会的ネットワークにおける人間関係のことを言います。
今まで説明してきた人的資本と金融資本を育てることが出来れば
老後2000万円問題は楽々クリアすることでしょう。
しかし、昨今、年寄社員を対象に割り増しの退職金で
早期退職を促す企業の話を耳にすることも多いのではないでしょうか?
要はリストラです。
来たるべき日に備え、いや、主体的に自分の人生を切り開いていくために
社会資本が重要になります。
🔳社会資本を蓄える意味
終身雇用制度など日本型雇用は壊滅状態にあり、不確実性の高い現代において
転職は当たり前の時代が必ず来ます。
いざ転職しようと思い立ったときに、転職エージェントを経由した
転職活動が主流ですが、
満足いく転職先に入社できる確率は4割にも満たないのです。
そもそも転職エージェントと求職者は、赤の他人です。
赤の他人が、本当に親身になって最適な就職先を探してくれるのかは疑問です。
そもそも求職活動中だけの個人の側面をみて企業とのマッチングをはかる事は難しいのです。
このような問題に対し、マッチング精度をあげる方法としてリファラル採用の活用が巷で注目されています。
このリファラル採用で社会資本というネットワークが非常に重要になってきます。
🔳リファラル採用とは
リファラル採用とは、社員から
「社員のネットワークをつうじた人材」
を紹介してもらう採用手法のことです。
企業をよく理解した社員の紹介であるため、
企業にマッチした人材を募集できて定着率も高いのです。
さらに自社採用であるため採用コストも大幅に削減できるため
いま、企業が重視している採用方法なのです。
社会資本を蓄えネットワークを広げることで
リファラル採用に声がかかる確率がうんと上がります。
🔳社会資本の蓄え方
☑インターネットを活用する
・SNS(Facebook/Twitter/Instagramなど)は必須
・オンラインコミュニティ(オンラインサロン/企業コミュニティなど)
☑本業以外のリアルなつながり
・副業
・異業種交流会
・講演会出席
・共通の趣味を持った人との活動
まとめ
副業、転職はこれからの働き方のトレンドです。
また、副業、転職を通じて、起業することも現実的な選択肢となります。
会社員としての経験をキャパ幅として自分自身の価値を上げることが重要という事が理解できたと思います。
不確実性の高い現代で一つの企業で働くリスクは大きくなっています。
働き口を複数確保することがリスク回避につながることは言うまでもありませんね。
ドラッカーはパラレルキャリアを提唱しています。
「1つの組織に所属、依存するのではなく自分の時間や労力を第二のキャリアに費やすべき」
という考え方です。
未来の働き方は
「働く場所や時間を自由にして自立のための依存先を増やし自分の時間を有効活用し価値を生み出すこと」
なのです。
会社や組織、副業、コミュニティといった複数の場所が地続きにあり、
どれもゆるく関連しあっている状態を築きましょう。
企業で蓄積した人的資本で金融資本を増やし
時間とお金で副業を始め社会資本を増やし
企業へ戻し、更なる企業での人的資本向上の無限のループを回しましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
以 上
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