・メンタルを病んで休職する人が多い
・ろくに仕事をしない高給取りのオジサン層が多い
・「給料が低い」、「人事処遇が不公平」など会社への不満の声が多い
・人間関係のトラブルが多い
・チーム内の雰囲気が悪い
上記が一つでも当てはまる企業は要注意です。
病に侵されています。
このような会社は業績も伸び悩んでいますし
放置しておくと組織の存続すら危うくなります。
何らかの施策を打ってはいるが解決できず
手詰まりになっている組織が多いのです。
解決策はたったこれだけです。
具体的なターゲットの絞り方はこれです。
・「最も優秀な人」ではなく「ポテンシャルの高い人」
本記事では、このように人材が定着せずに業績が上がらない企業の経営層、マネジメント層に向けてがどうすれば組織が活性化するのか、対処方法について体系的に分かりやすく解説します。
本記事は上記書籍を参考にしながら執筆しておりますので
更に深く知りたい人は是非書籍を読んでみて下さい。
手を打つべきは「マイナスの感情」
業種や業態などにより「組織の病み」はそれぞれ異なりますが
生みだす原因は共通しています。
それは
「マイナス感情の蓄積」
です。
与える会社と離れる人材
・フレックスタイム制の導入
・ノー残業デイの設定
・特別休暇の付与
等々、会社は社員のためと思い色々な施策を行っています。
しかし、実際のところ社員は、それら施策に対し喜んでいない。
空振り感が否めず、社員のココロは会社から離れ
離職に歯止めをかけることが出来ないのです。
これらは、あくまでも表面的な課題の対応であり
社員のココロが会社から遠ざかる原因を理解し
根本対策しなければ、「組織の病み」から根治できません。
組織が病むのは「マイナス感情」の積み重ね
組織が病むメカニズムのカギとなるのは
「マイナス感情」です。
それは「ネガティブな感情」のことで
「不安」、「虚しさ」、「怒り」、「あきらめ」、「劣等感」
などです。
その対極には
「喜び」、「達成感」、「幸せ」、「楽しみ」などの
「プラス感情」があります。
では、何故、「マイナス感情」がカギなのか。
私たちが直面する感情は「マイナス感情」の方が脳にとって強烈であり
その影響を長期にわたって引きずるという特徴があります。
「プラス」と「マイナス」の感情で例を挙げると
「昇給」と「減給」です。
給料が上がって嬉しいと思うのもほんの数日ですよね。
これが半年、一年にもわたって喜びが継続することはまずあり得ないことです。
逆に減給された場合はどうでしょうか?
「悔しさ」、「怒り」などの「マイナスの感情」が芽生え
その負の状態を数か月引きずり、
時には離職の原因にもなることでしょう。
この「マイナスの感情」の積み重ねが「組織の病み」になるのです。
それでもプラスを生みだす施策を行う理由
「プラス感情」を生みだす施策は色々あります。
・在宅勤務制度の導入
・フレックスタイム制の導入
・ノー残業デイの設定
・特別休暇の付与
これらは、「働きやすさ」を実現する施策として
一時的にはプラスの感情を生みだします。
ただ先ほど説明の通り、「プラス感情」は長続きしないのです。
これがすぐに「当たり前」に変わるのです。
それでも多くの企業が、このような施策を実施している理由は
マイナス感情を解消する施策より、何かを足す施策を導入する方が簡単だからです。
働き方改革など時代の流れに乗っているという経営側の自己満足に過ぎないのです。
これは「マイナス感情」に蓋をして、
「プラス感情」につながる施策を上にかぶせていいるだけで
意味を成しません。
「組織の病み」を根治させるには
「マイナス感情」の根っこの部分を理解し、最適な対策を施す必要があるのです。
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